小林康文(こばやし やすぶみ)/ じざい工房

自己紹介
作った分だけ、挑戦して悩み考えた分だけ技術は磨かれ洗練されるという思いで、素材を活かした家具作りをモットーに制作をして参りました。
現在は『地産地消材のガンガン使える家具』をテーマに地元八溝杉を使ったテーブルを製作し、インターネット広報を通じた全国販売に力を入れています。
略歴
1955年 | 青森県弘前市生まれ |
弘前大学附属中学校卒 青森県立弘前高校卒 東京国際大学卒 イトーヨーカドー入社 |
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1980年〜 | 外資系人材育成会社インストラクター 1985年、BeYouインターナショナル株式会社役員 メンタル&スキルアップトレーニング・インストラクターを10年務める。 【専門分野】論理療法•行動心理学•交流分析など 全国各地で、企業管理職を中心に、その他新入社員や大学生、親子を対象として、延べ3万人以上の方々にコミュニケーション・スキルアップトレーニングやメンタルトレーニングを担当。 |
1988年12月 | 趣味で乗っていた英国旧車への愛着が強まり、英国旧車&部品販売会社「タートルトレーディング株式会社設立」を設立し代表取締役就任。 クラシックMINIやLOTUS MGなど英国旧車の輸入販売、修理やレストレーション部品の販売、 レース活動などを展開。1989年英国支店設立。 |
1998年 | Rebornをテーマに古民家古材や古民具を利用したインテリアや家具作りの第一人者Space Dew(スペース・デュー)今井茂淑氏の作品と出会う。彼の家具製作を中心とした「エコ」「SDGs」の先駆けとも言えるライフスタイルに憧れ、タートルトレーディング株式会社を後身に譲り、木工の道を志す。 (古材や壊れた民具を使った家具作りは、古い車を甦らせ付加価値を与える仕事と根底で共通の意識で繋がっていたのでしょう。) |
1999年 | 那須高原にギャラリーを併設した「オリジナルインテリアショップ&木工房 じざい」をオープン。 近隣先輩のご指導をいただきながら、木工専門学校の教材で基礎を学び、独学で無垢材での家具やインテリア製作を始め、現在に至る。 |
これまでの出展出品
- 埼玉浦和伊勢丹 『手作り作品展』3年連続出品
- 那須塩原市 ギャラリー点 毎年一ヶ月間 5年連続個展
- 那須町 ギャラリー HISAGI にて
- 2008年5月 15人展
- 2009年10月 つくりびと 10人展
- 2010年8月 二千十葉月十色 グループ展
- 2015年 秋田市ル•エタージュギャラリー IRON&WOOD二人展
その他
- 併設のじざいギャラリーで不定期展示会開催
- 古材飾り棚と小品盆栽展
- 古材の明かり展
- 自然木のスツール展
- 体験工房
- 小学校ワークショップ
- スツール製作体験
等々
店主からのご紹介
どういう経緯だったかを憶えていないのですが、お店にお邪魔したのが最初の出会いで、今となっては人生の憧れの先輩となりました。

私の憧れ四天王は、開高健さん、野田知佑さん、星野道夫さん、そしてこのお方、ヤブさんこと小林康文さんです。(ヤブさん以外の方はお会いしたことがありませんが。)
青森県出身、東京でいくつかの業界を渡り歩き、都会の洗練された世界に身を置きながら、結局田舎暮らしに戻ったヤブさんもまた、私のフライフィッシング友だちです。年に一度は源流泊釣行も一緒に楽しみます。私よりひとまわり以上年上なのに、川面の岩を飛ぶように歩くヤブさんの後ろを、いつも私はずっこけずぶ濡れになりながら追っかけます。


そんなヤブさんから最初に購入したのが写真のダイニング・テーブルです。

2015年、店舗で見て一目惚れでした。地元の八溝杉を使った200cm強 × 90cm強という大きなテーブルで、脚を天板に固定しておらず、脚の向きを変えると座卓にもなるというものでした。そして、何といっても鉋痕を残した仕上げの天板。当時中学生と小学生だった3人の子どもたちが、こぼしたり傷つけたりへこませたりしても全く気にならず、メンテナンスは半年か1年に一度オイルを染み込ませるだけ。大きな傷や剥がれがあったら、オイルを塗る前にナイフやサンドペーパーで削って滑らかにしておきます。写真は購入当時のものですが、今では染みと傷がたくさんでき、経年変化していい感じに色が濃くなっています。
木工が好きで仕方がないヤブさんは、家具づくりの息抜きに小物をせっせとつくります。工房隣りのギャラリーは端材でつくった小物がたくさん置いてあり、眺めているだけで楽しくなります。


写真のカップは、工房に遊びに行った時、まだ仕上がっていない大きさも形もまちまちなものが並んだ棚から「好きなの持ってっていいよ」言われ、持ち帰ったもの。自分で取手を少しだけ削り、サンドペーパーをかけ、オイルを塗りました。あえてきっちりとしない潔さがヤブさんつくるものの美しさであり、この荒っぽい趣向が気に入って日々使用しています。

いつ会っても感性と野生に溢れたヤブさんには魅了されます。